青春は去ったとしても生きる源泉となり得る
2015-04-16:Thu ◇ 恋愛・人間関係
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『花燃ゆ第14回 さらば青春』
その前に・・・
視聴率が低いと叩かれている件ですが、皆刺激だけを求めているんですかね~?
確かに、戦国時代などのアクションものは派手でドラスティックな現実展開があって
表面的には面白いでしょう。
逆に“花燃ゆ”は心理や内面の描写をなんとか伝えようと撮っている場面が多々あり、
「テンポ悪い」という声となっているようです。
でも、心の中を伝えるって大変だと思います。
じっくり見ている人には充実して観れる大河だと思うんですけどね~(^_^;)
青春:辞書で調べると春の季節、人生では青年時代というような意味が。
皆で和気藹々と語らっていた松下村塾の青春時代が終わった切なさがありありと。。
兄 寅次郎 が再び野山獄へつながれることになった時に 妹 文(ふみ)が発した言葉
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先日、緑の桜が咲いていましたよ^^
なんだか 『さらば青春』 に合っているかなって。
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異国の驚異に対して幕府の承認無しで勝手に条約を締結した井伊大老に物申す志士たち。
井伊大老は、彼らを邪魔者として捕えよと指令を下す。
それによって松下村塾は廃止、寅次郎(吉田松陰)は再び野山獄へ。
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「時を待て、今は慎重に!」とはやる寅次郎を止めようとする小田村伊之助や父 百合之助 兄 梅太郎。
「おまえが居なかったら・・と言わせないでくれ!」と遂に寅次郎を突き放す言葉を投げつけた兄の胸中は如何に・・・
しかし、家族の制止も長州藩の助言も聞き入れず、攘夷(異国を討つ)へ走って行く寅次郎。
“なぜだ? 私ならしばし、藩や家族の為に思いとどまったぞ”
なんて考えているのは、平和ボケした現代の私たちだから。
きっと寅次郎(松陰先生)は知っていたのでしょう。
もはや時間が無い事を!
未来から来る時間をキャッチしておられたのだ。
だから、自分は死罪となっても、訴え続けたのだ。
青春は楽しい語らいと共にその季節を終え、嵐の時代へと。
でも、“青春”がなかったなら、あんなに過酷な運命を呪ったかもしれない。
“青春”があったからこそ、維新という莫大なエネルギーを産み出すことができたのではないかっ!!
誰にとっても、“青春”とは永遠の生きる力の源泉なのではないか?
先日、山口市の湯田温泉に泊まった時に部屋にあった 中原中也の詩集を見てもそう思えたのです。
中原中也は、37歳で急死しています。
若くして、赤ん坊であった我が息子が突然死をして、
その事が彼の「詩」の根底に常に流れているように思えました。
息子を失くした中也はショックで療養所へ入れられますが、
脱走して夜の林の中で慟哭の詩を詠んでいます。
中也にとって、息子と奥様とのほんの短いひと時、それが“青春”だったんでしょうね^^
もう少し柔らかい詩、春の詩、
実際には菜の花畑に赤ん坊が居るはずもないのですが
中也にとっては失った息子がそこに居るようで涙しましたので
皆様と分かち合いたく、写真に撮ってみました。
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